レッツゴーウルブズ

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優勝チームのパス配分の特徴

こんにちワン。

コロナにかかりたくないのでおうちに引きこもっています。本当はPS5を買って死ぬまで2k21をプレイしたいのですが、ゲオ様からお電話がかかってきません。

やることもないので、先日のパスのダイアグラムについて他のチームについても検討をすすめてみようと思います。今回は歴代の優勝チームについて解析をすすめ、優勝チームのパスの配分の特徴について考えてみようと思います。

13-14シーズンから19-20シーズンまでのデータで、「ある選手同士のパスのやりとりの数を試合数で割った値」が線の太さとして表現されています。データは全てレギュラーシーズンのものとなります。

 

【13-14シーズン:SAS

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一見してTony ParkerとTim Duncanのラインが目立ちますが、全体としてバランス良くパスのやりとりがなされています。スパーズらしい全員バスケを反映していると考えてよさそうです。

 

【14-15シーズン:GSW】

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GSWもアシストの多いチームであり、うっとりするようなボールムーブが特徴的なチームですが、バランスよくパスのやりとりがあり、それがダイアグラムによく表現されています。しかしその中でもカリー、トンプソン、グリーンのラインが目立ち、この3者がチームの中心であったことがわかります。

 

【15-16シーズン:CLE】

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レブロンを中心にボールのやりとりがあることがわかります。主力のカイリー、ラブとのやりとりに重み付けがされつつも、全体としてバランスよくボールのやりとりがあることが分かります。

 

【16-17シーズン:GSW】

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バランスが良いなかにも、カリー、トンプソン、グリーンのやりとりが目立ちます。KDはレブロンと違い、ゲームメイクの役割は担っていないように見えます。

 

【17-18シーズン:GSW】

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これまでのダイアグラムではバランスが良いなかにもカリー、トンプソン、グリーンのやりとりが目立ちましたが、KDもチームに馴染んできたのか、バランスにさらに磨きがかかりました。うっとりするくらい綺麗なダイアグラムですね。どこにボールが行くか分からないので、守る方も大変だと思います。このチームを作り上げたカーHCもすごいですね。

 

【18-19シーズン:TOR】

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今までの優勝チームとは違い、スターターに重きが置かれたダイアグラムです。スターター同士だけでみるとバランスは良いようです。ベンチメンバーはないがしろにされている印象も受けますが、実際どうだったんでしょう。また、レナードはレブロンとは違いゲームメイクの役割は担っていないようです。

 

【19-20シーズン:LAL】

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これまたバランスの悪いダイアグラムで、ボールのやりとりのほとんどをレブロンが支配しています。しかし、レブロンはADやグリーンを中心にバランスよくボールを供給していたことが分かります。レブロン単体でも守るのが難しいのに、そこからどこにボールが行くか分からないので、守るのは難しいと思います。

 

以上、優勝チームのパス配分について見てきました。

こうしてみると、優勝するチームのパスの配分はバランスがとても良いということが分かります。どこにボールが行くのか分からないので、守るのが難しいのではないかと考えます。昨日のルビオのパスの記事でみたように今までのウルブズは主力にばかり重きが置かれオフェンスのオプションが少なく、守るほうもやりやすかったのではないでしょうか。バランスについて、他チームで修行してきたルビオによる改善を期待したいところですね。

 

おしまいです。