レッツゴーウルブズ

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ミドルショットと勝率に相関はありますか?

あけおめことよろ。

 

NBAのスタッツをExcelで解析してみよう!(後編)>

http://masawolves.hatenablog.com/entry/2019/12/22/101057

上の記事において、今シーズンのデータによると3PTを決める確率よりも2PTを決める確率の方が勝率との相関が強い(相関係数が大きい)ということを紹介しました。

「それじゃあミドルショットが上手いチームの方が強いの?」という疑問が浮かんで当然だと思いますので、今日はシュートの距離ごとの確率と勝率の相関についても紹介しておこうと思います。

解析の仕方ですが、"Basketball-Reference.com(https://www.basketball-reference.com/leagues/NBA_2020.html)"の"Team Shooting"の項目をCSVファイルとして保存しまして、Excelのデータ分析のツールを使って、勝率との相関係数をだしました。

その結果がこちらになります。

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上の相関行列は勝率とシュートの距離ごとのFG%の相関係数をあらわしていますが、ミドルショットのFG%と勝率は相関はないと考えてよさそうです。むしろリムから3フィート以内のシュート確率は勝率とそれなりに相関があるようです。

続いて、シュートの距離ごとの試投数と勝率の相関についても紹介しておこうと思います。

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昨今は3PTを多投するチームが増え、「3PTを多くうつチームほど強い」「ミドルショットを打たされるチームは弱い」という考えを持っている方もいるかと思いますが、勝率とシュートの距離ごとのFGAの相関はあまりなさそうです。ミドルショットを多く打っているから弱い、3PTを多く打っているから強い、ということはないようです。

 

ちなみに、ウルブズはリムから3フィート以内のFG%が61.1%でリーグ28位となります。最下位は60%でブルズです。八村塁率いるワシントンウィザーズは67%でリーグ10位です。じゃあなんでウィザーズは勝てないの?って話ですが、単純に対戦相手のFG%が49.2%でリーグ最下位、つまりディフェンスが微妙だからでしょう。がんばれマヒヒンミ。

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以上です。